すみれ談話室

宝塚歌劇団への “パッション” をひたすら壁打ちするブログ。うちの贔屓は日本一。

「赤と黒→バレンシア→赤と黒→バレンシア→赤と黒」と観て感じたこと

星組さん、別箱3チーム完走おめでとうございます…🥺🥺✨✨
こっちゃん(礼真琴)が千秋楽のご挨拶でも言っていましたが、別箱公演全チーム無事完走はなんと2年ぶりとのこと…長い道のりだったなあ…
この調子で日常に戻っていけば嬉しいなあ…(またコロナ増えてきてるみたいで心配ではありますが…😂😂)

さてさて、表題の件を書き殴っていきたいと思います。

今回の星組別箱&全ツ、発表されてから観るまでは正直、バレンシアより赤と黒を楽しみにしていたんです。
「礼真琴でフレンチロックオペラ赤と黒!?絶対にすごいに決まってるじゃん!観てみたい!」って。
対してバレンシアは再演だし何回か観ているので想像がついていたというか、なんなら「古臭くてどうなんだろうなあ…」くらいに思ってました。(舐めてた自分をぶん殴りたい)

しかし、実際に赤と黒バレンシア赤と黒バレンシア赤と黒と観て完全に評価が入れ替わってしまいました。

わたしは全然何もわかっていなかった…

端的に言うと今回のバレンシアはわたしにとって「最高の宝塚を観た」いうものすごい感動がありました。本当に本当にカチャさん(凪七瑠海)の存在と男役芸がすごい。そしてカチャさん率いる全ツチームもとても素晴らしかった。

赤と黒ももちろん、もちろん、もちろん(大切なので3回書きました)、こっちゃん率いる星組"選抜"メンバーたちはすごい舞台技術でめちゃくちゃクオリティ高い舞台で、とっても素晴らしかったし面白かったし感動したんですが、「宝塚の様式美」の部分があまり…なくて…(そもそもが外部作品だからそりゃそうだとしか言えないんだけど…)(この辺が「わたしは全然何もわかっていなかった」という部分)

誤解を恐れずに言うと「赤と黒、めっちゃすごいし面白かったけどこの感動は外部でも味わえそうだな…」と思ってしまったんですよね…。(実際外部でもやるの発表されましたしね)

バレンシアが「唯一無二の伝統芸能宝塚歌劇の様式美」を体現していたのに対して、赤と黒の方は「めっちゃくちゃクオリティの高いミュージカルを星組でやっている」と感じました。
赤と黒バレンシア赤と黒バレンシア赤と黒」って交互に観てしまったので特にそのコントラストを色濃く感じてしまいました。

この2つはそもそもが全くの別ベクトルなので比較するものでもないし、どっちの方が素晴らしいとかの上下はないんですが、わたし自身が「わたしって『宝塚』が観たくて宝塚を観ていたんだなぁ」と改めて気づいたというか、「なんで宝塚がこんなに好きなのか」という輪郭がくっきりとした気がしました。